凝りの原因③ 嚙み合わせ

顔は表情筋や咀嚼筋(そしゃくきん)など筋肉が多く、噛み合わせが悪く、片側だけで噛む事が多くなると、筋肉の厚さが変わり顔が歪んできます。

 その下の骨は筋肉の厚みによって変化するので最終的には顎の形が変わってきます。

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 また、噛む筋肉の側頭筋(そくとうきん)は顎の関節から頭の横に繋がっており、噛み合わせが悪いと、この側頭筋が緊張して、頭痛となる事があります。

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自律神経失調症にも注意が必要

歯列矯正をしたら肩こりが治ったという話を良く聞くことがあります。それは正しく噛み合わせることができるようになり、あごや肩、首周りの筋肉の硬直や血行が良くなったと考えられます。歯列矯正をしなくても、自宅でも左右の歯をバランスよく使ったり、食べる時の姿勢を良くする事で、噛み合わせは改善することができます。


また、食事以外でも睡眠時のうつ伏せ寝は歯や顎に大きな負担をかける姿勢となるので、顎関節症の原因にもなります。うつ伏せ寝を避けて寝るようにしましょう。

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寝ている間に歯を食いしばっていたり、歯ぎしりをしたりすることであごまわりの筋肉や骨格に負担をかけている場合もあります。歯ぎしりをすると、その人の体重以上の力があごにかかることもあるといわれ、噛み合わせの悪化や肩こりを引き起こします。

人の噛む力はその人の体重と同じぐらいといわれ、体重50kgの人なら、約50kgの力で噛むことができます。


自分が睡眠中に歯ぎしりや食いしばりがあるかどうか、わからないという人は、朝起きた時にあごが疲れていないか、すっきり目覚めているか、チェックしてみましょう。歯ぎしりがある場合は、歯ぎしり専用のマウスピースをつけるという方法もあります。日中、食いしばりがある人は睡眠中も食いしばりやすいといわれているので、日中の食いしばりがないか、意識してみましょう。

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