5大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル)の中で、現代人が最も摂取しにくく、慢性的に不足していると言われているのは**「ミネラル」、そして「ビタミン」**です。

特にミネラルに関しては、単に「食べていない」だけでなく、現代特有の**「食べても摂取できていない」**という深刻な状況があり、「新型栄養失調(現代型栄養失調)」の大きな原因となっています。

なぜこれほどまでにミネラルが不足しているのか、主な理由は以下の4つです。
1. 土壌のミネラル枯渇(農作物の変化)
現代の効率重視の農業(化学肥料や農薬の使用)により、土壌そのもののミネラルバランスが崩れています。
- 昔との比較: 50年前の野菜に比べ、現代の野菜に含まれる鉄分やビタミン、カルシウムなどの栄養価は半分から数分の1にまで激減しているというデータもあります。「野菜を食べているつもり」でも、中身が伴っていないのが現状です。
文部科学省の1950年(初版)と最新版(八訂)などの数値を比較すると、私たちが日常的に食べる野菜のミネラルやビタミンが大幅に減少していることが分かります。
【代表的な野菜の栄養価比較】(100gあたり)
| 野菜名 | 栄養素 | 1950年頃 | 現在(目安) | 減少率 |
| ほうれん草 | ビタミンC | 150mg | 35mg | 約77%減 |
| 鉄分 | 13.0mg | 2.0mg | 約85%減 | |
| にんじん | ビタミンA | 13,500 IU | 3,500 IU相当 | 約74%減 |
| だいこん | ビタミンC | 30mg | 12mg | 約60%減 |
※数値は「日本食品標準成分表」の各年代版を参照。現在の数値は通年平均値です。
特に「鉄分」や「ビタミンC」の減少が顕著で、昔と同じ栄養を摂ろうとすると、今の野菜を数倍〜10倍近く食べなければならない計算になります。

2. 食品の「精製」による消失
私たちが日常的に口にする主食や調味料は、精製される過程でミネラルを失っています。
- 例: 玄米を白米に、小麦を白い小麦粉に、そして天然の海塩を精製塩(塩化ナトリウム99%以上)にする過程で、本来含まれていた微量ミネラルがほとんど取り除かれてしまいます。

3. 加工食品・添加物による「排出」
コンビニ弁当やインスタント食品などに多く含まれる添加物(特にリン酸塩など)は、体内のミネラルと結合して、そのまま体外へ排出させてしまう性質があります。
- せっかく食事から摂った大切なミネラルを、添加物が「道連れ」にして捨ててしまうようなイメージです。

4. 調理工程(水煮・冷凍)での流出
外食やカット野菜、水煮食品などは、製造工程で何度も洗浄・加熱されるため、水溶性のビタミンやミネラルが煮汁とともに流れ出てしまい、残っているのは食物繊維とカロリーだけ、というケースも少なくありません。

なぜ今「お塩」や「非加熱」が注目されるのか
ビタミンは熱に弱く、ミネラルは精製や添加物で失われやすい。この欠点を補うために、「精製されていない自然な状態」で栄養を摂ることが重要視されています。
特にミネラルは体内で合成できないため、外部から摂り入れるしかありません。質の良いお塩や、酵素が生きた非加熱の食品が注目されているのは、こうした「現代の栄養の穴」を埋めるための賢い選択と言えます。
足圧を受けて頂いて良い状態のお身体を、少しでも長く継続していく為にも是非体の中からのケアにも目を向けて頂けると嬉しいです。
