ゴースト血管改善

私たちが生きていく上で、とても大切な役割を担っている血液しかし、その血液が流れる血管のほとんどを占める毛細血管は、0.01mmと細いため、さまざまな要因によってあっという間に老化し、その働きが衰えてしまいます。

すると、血流が滞ってしまうために、カラダの隅々まで酸素や栄養素が行き届かなくなり、また老廃物も溜まったままになるため、カラダにも不調が起きてしまいます。

『ゴースト血管は20代から始まる』

このように血流が減少し、最終的には消えてなくなる血管のことを「ゴースト血管」と呼びます。

ゴースト血管は、なんと20代から始まり、60~70代になると約4割もの毛細血管が消えてしまうと言われています。毛細血管の働きが衰えると、カラダにさまざまな不調が起こります。あなたにはこのような不調がないでしょうか。チェックしてみましょう。

目次

毛細血管の老化による血流の悪さがこんな症状を招く!

毛細血管が老化し、血流が悪くなってくると、カラダにはさまざまな不調が起こります。
下記の症状にあなたはいくつ当てはまるでしょうか。0~4個までなら、まだ血流はそれほど悪くなっていなさそうです。しかし、年齢を重ねるごとに毛細血管が老化していく可能性があるので、少しずつ生活習慣を見直しましょう。5~10個までの人は、毛細血管が老化し始めていますので、生活習慣を見直すチャンスです。10個以上の人は、かなり毛細血管の老化も進んでいます。すぐに生活習慣の改善に取り組みましょう。

  • 髪の毛が抜けやすくなる
  • 白髪が増える
  • 頭痛がよくある
  • めまいがすることがある
  • 耳鳴りがある
  • だるさが抜けない
  • イライラすることが多い
  • シミやシワが気になる
  • 顔がくすんできた
  • 目の下のクマが気になる
  • ニキビができやすい
  • 口が渇きやすい、口のニオイが気になる
  • 胃痛や胃もたれなど胃の調子が悪い
  • 便秘である
  • 月経痛がある
  • むくみやすい
  • アザができやすい
  • 手足が冷える
  • ひざが痛くなることがある
  • 爪がもろく割れやすい
  • 不安感や気分が落ち込むことが多い

血流が悪い=血流が足りないこと!

毛細血管が老化することによって、全身の血流が悪くなると、このようにカラダにもココロにもさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。では「血流が悪い」とは実際にどのような状態なのでしょうか。よく言われる血流が悪いイメージは「血がドロドロ」というような、血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂質が増え、生活習慣病を引き起こすようなものですよね。しかし、不調が起きている方の中には、ダイエット中で油ものを控えている方もいて「血がドロドロ」だから血流が悪くなっているとは考えられないという場合もあります。上記にあげたような不調は、実はこうした「血がドロドロ」ということではなく、「血流が足りない」ことが問題となっています。日々の生活習慣やストレスなどが原因となり、毛細血管が老化することで、血管の働きが弱まり、血が先端まで巡らなくなるという理屈です。血液は多すぎてもよくないのですが、量を増やすことで質を改善することも見込めます。充分な量の血液をきちんと全身に巡らせることができれば、毛細血管の衰えも防ぐことができるのです。

まとめ

毛細血管は日頃のちょっとした心がけで増やすことも可能です。すでに毛細血管が減ってしまっていても、血液を増やし、血流をよくするような生活習慣を意識することで、健康なカラダへと変わっていくことができます。そのポイントは、4つです。

  1. ●カラダを温め、冷えない生活をすること
  2. ●血流を増やす食事をすること
  3. ●カラダをマッサージ&運動をすること
  4. ●カラダとココロをリセットすること

私たちの生活は、昔に比べてとても便利になっています。電車や車、エレベーターなどの便利な移動手段によって体をさほど動かさなくても生活することが可能になりました。そのため、一日を振り返ると「ほとんど歩いていなかった」という日も結構あるのではないでしょうか。


また、本来人間は、気候に合わせて体温調節ができるはずですが、生活が便利になるにつれて、夏でも寒い冷房の中にいたりすることで、その機能も弱くなっている人が少なくありません。仕事や人間関係のストレスも、血流を滞らせてゴースト血管を生み出す原因になります。

シャワーだけ、素足やサンダルもゴースト血管を生む原因に

それ以外にも、お風呂につかることなくシャワーだけですませていたり、立ちっぱなしor座りっぱなしの生活や、細いパンツや下着など、体を締め付ける服装を好んで着ていたり、素足やサンダルでいることが多かったり、睡眠時間が少なかったり、冷たいものばかり飲んでいるといった生活習慣は、冷えを作り、結果としてゴースト血管を生み出すことになります。

筋肉を動かすことがゴースト血管解消のカギ

体を温める方法としてもっとも効率がいいのは、筋肉を動かすことです。私たちの体は、脳によってほぼ37度前後になるように調節されています。このために、体の中で多くの熱を作っているのが筋肉です。
運動を定期的にしている人のほうが痩せやすいと言われていますよね。これは、熱を生み出す力が大きくなるために代謝が上がり、エネルギーをたくさん消費する=やせる、というしくみなのです。だからこそ、筋肉を増やせば、自家発電のように熱を作ることができ、体温が上がります。 

筋肉をつければ体に良いことたくさん!

体温が上がることで、血液もしっかり作られますので、次第に血流もよくなり、ゴースト血管も改善されます。筋肉には、熱を作って体温を上げる役割以外にも、基礎代謝を上げる、むくみをとる、血糖値を下げる、血圧を安定させる、ストレスに強くなる、気分を安定させるなどの役割があります。ムキムキになるほど鍛える必要はありません。

ポイントは、体の筋肉の75%を占める下半身を意識すること。特に太ももには大きな筋肉がありますので、下半身を動かすことを意識すれば、効率よく熱を作ることができます。

すきま時間の「ちょい筋トレ」でゴースト血管も改善!

ちょい筋トレ エレベーターの待ち時間で エレベーターの中で 電車の中で 買い物の帰りに

筋肉をつけるといってもなかなか運動する時間が取れないという人も多いのではないでしょうか。
そんな人たちにオススメしたいのがすきま時間にできる「ちょい筋トレ」。エレベーターを待っている間にスクワットをする、エレベーターの中で壁に手をついて腕立て伏せをする、電車に乗っているときはつま先立ちで。買い物の帰りは荷物を持ったまま腕を上げ下げして腕の筋肉を鍛えてみたり、掃除機をかけるときは足を大きく開いて足に負荷をかけるなど、待ち時間や移動時間も「ちょい筋トレ」タイムにしてしまいましょう。

有酸素と無酸素運動でミトコンドリアを増やそう

ご存知のように、運動には有酸素運動と無酸素運動があります。有酸素運動は、筋肉を動かすエネルギーと一緒に血糖や脂肪も使うため、筋肉への負荷が軽い運動のことで、ウォーキングやジョギングなどのことをいいます。脂肪を燃焼するため、体脂肪をへらすなどダイエット効果が期待できます。

一方で無酸素運動は、筋肉に、短時間で強い負荷をかけるもので、「ちょい筋トレ」のような筋肉トレーニングのことをいいます。運動をすると、筋肉の細胞の中にあるミトコンドリアが増え、熱を生み出す力もパワーアップします。ミトコンドリアとは、細胞内のエネルギー工場のようなところ。私たちが動いたり考えたりするのに必要なエネルギーを作っている場所で、熱も作ってくれています。つまり、筋肉を増やしてミトコンドリアを増やすほど、代謝がよくあたたかい体になるということ。
ミトコンドリアを増やすには、有酸素運動を週に3回以上、無酸素運動を週に2~3回プラスするのがベストです。

忙しい人でもすきま時間にできる「ちょい筋トレ」でゴースト血管対策を!

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